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独り言

98歳

ママヨさんのお母さんに会ってきた。半年ぶりだ。波風氏が話の出来る最長年齢の人。だいぶ弱くなられたと聞いていた。耳が悪いから話するのは難しくなったが筆談で通じる。新聞も読んでいた。目の方はまだ大丈夫で針に糸も通せる。今年の秋99歳だから驚く。 …

『道草』読んで

漱石作『道草』、意外に面白い。登場人物が誰も彼も生生しい。日本語口語文の基本を作った凄い作家を納得。当時の新聞小説の読者がこういうのを読み、今も読ませるに感心。 最高学歴・洋行帰りで世に認められ経済的にも楽な筈の主人公(まさに漱石)が、必要な…

楽に生きるを考える本

知り合いが「これで自分が分かった」と置いていった『自分に気づく心理学』をチラチラ読む。著者は加藤諦三氏、波風氏の高校時代に同級生が何人もハマった心理学者。一冊ぐらいは読んだはずだが、分かりやす過ぎる感じがしたはず。それにしても、加藤氏が半…

14歳からの哲学

言葉とは、考えるとは、自分とは誰か、死をどう考えるか、心はどこにある、他人とは何か・・・・池田晶子著『14歳からの哲学』を読み始める。副題「考えるための教科書」。難しい言葉を一つも使わず哲学(どう生きるか)の玄関を開いてオイデオイデしている感…

『読みあわせ』で笑う

霊長類・人類学研究者の『ゴリラに学ぶ男らしさ』と、官能小説で名高い『ダブル・ファンタジー』を同時進行で読む。詳しいことは表ブログで書くとして、腹壊す「食いあわせ」みたく、肝心なところで笑ってしまう「読みあわせ」を体験。 小説の「身も心も燃や…

覚えない読書に

「覚えない」を意識しているうちは老人的読書の入門期。今の波風氏がそれだ。余計なことから脱し、ただただ「読んで良かったなあ」の境地に入りたい。この作家を読み続けると前から決めているので、間口広げた消費的読書は避ける。読みたい本に比べ残された…

ありがたい話

彼岸で来ていただいた住職さんから話を聞き、弱い自分に気づく大事さを教えてもらう。自分のことを人に言うと書いて『自信』、とても人に言えないような自分の失敗や弱さを言葉にして誰にも見られないように紙に書くことだって大変な勇気がいる。それを他人…

非人間性に負けなかったぜ

スマホ買い替え設定し直し作業。4つのメール含めほぼパソコンと同じに使っているから時間かかった。IDやパスワードを雑に記録していたせいもあるが老眼の進行、キーボードの小ささ、予想以上。パソコンで設定方法を検索しつつ、というのは辛く1日半かかる…

ふと思ったこと

面白いものに見とれる、欲しかったら作る、誰かとクスッと笑う、私だけの悲しみは私の中にしまっとく。そんな暮らしで良いと思う。 絶望の人を想像する、価値あることで腹を立てる、志を静かに持続させる、表側の暮らしぶりとそれを支える裏側の精神とでバラ…

性の意識

ママヨさんに、「女を意識するのはどんな時?」って聞いたら、「ありません」と言う。しばらくして、「困ったもんだ、男は!と思うときかな。」とポツリ一言。 山極寿一著『ゴリラに学ぶ男らしさ』を読んでいてふと浮かんだ疑問「俺は、どんな時に男らしさを…

続ける気持ち

このブログが去年の11月12日から100回続いた。途中で止めるのは嫌だなあ、というぐらいのユルユルの決意だけど忘れなかったのは我ながら偉い。「継続は力なり」というのは自分に密かな自信が出来ることなんだね。続ける目的がないから結果も不明、だけど毎日…

おなかがすいたハラペコだ。

そんな感じの夕方だが、前掲『あっ、ごはん焚くの忘れてた』(椎名誠著)と同じシリーズ本の題名。中に、老夫婦が向かい合ってカツ丼食べているのを椎名夫妻が「驚愕し、感動した」と語っているところで絶句。横並び・アクリル壁ありでカツ定食の外食、数日後…

シンちゃん本 その後

東京にいる息子たちに、本屋にあったら送って欲しいと頼んだ。すると、「安倍晋三批判はいいけど新しい内容とか価値とか、意味のあるものなのかい、読んですっきりする、くらいの内容ならなくていいんじゃない」「まあ表紙からして品がないから手にも取らな…

読みたいような

題名強烈な『嘘つきシンちゃんの脳みそ 』(スーパーエディション発行:齋藤芳弘/文、矢吹申彦/絵)。今年1月1日発行なのにAmazon含め「現在取り扱っていません」状態。25ページで2名の著者がデザイナーだから絵本なのだろうか。出たばかりで売り切れは奇異だし…

延長した本のこと。

年末に図書館で借りた10冊返却し、楽しそうな3冊(椎名誠、東海林さだお、なかにし礼)借りる。延長した1冊は西部(にしべ、名は、しんにゅうに萬で「すすむ」)著『妻と僕 ー寓話と化す我らの死ー』 、一番難しげな本。配偶者の病死後、支持者の協力により川で…

価値観と性格

価値観は変わる。意識の一つだから、人・もの・こととの出会いで。環境で決まる。当の本人が一番それを知っている。自分が影響を受けた何かを。一旦核が出来るとだんだん膨らんで堅く頑固になる価値観。 性格はそれと似ているが違う。何より本人が自分の性格…

来年の楽しみ

定期通院からの帰り、来年になったら次の年に晴れて70歳になれると突然思った。胃ガン復帰から10年経ち、4年前に取った耳下腫瘍も良性だったし、糖尿も何とか押さえ込んでいるので大台到達出来そうな塩梅だ。波風家の父方の男性は若くして亡くなる方が大半で…

夜のエコ暮らし

老人はその日その日を完全に楽しまなくてはならない朝起きたら「今日は○○をする日」で、「○○を食べ」「○○の続きを読む」大事な1日だ。寝る時だって。 数十年ぶりに湯タンポを入れて寝る。ママヨさんの真似、なるほど快適。自分専用の蒲団乾燥機の温かさは身…

カス以下だと

今日でちょうど1ヶ月、このブログを一度も休まず更新。やれば出来るんだね さて、この前までは外れだからスカ総理。スカスカぶりが日増しにきわだち、自分で「ガースーです」とか言い出すお気楽さ。これなら安心してガス、いやカスと言いやすくなった。見識…

コロナ禍でよかったこと

そんなものあるはずがない、となると真っ暗闇の明日しかない。無理やり考えても疲れるし役にたたない。今年の残り3週間、自分が納得のいく「良いこと」を静かに考えてみたい。 定年退職前の表ブログで、老後人生の波風的な戒め(半分冗談、半分本気)を書いた…

今日も書いちゃった。

見終わった韓国ドラマのことを書こうとして、「あれっ、今日も書こうとしている、俺」と思った。2週間以上続いているのは、寝転びながら気楽にスマホで書くようになったことと、一旦切れることが悔しいからだ。前は、3日に1回ペースだったのに。同時に「さて…

夢占いの続編

スピード出す車は上昇運で注意していれば悪くはないようだが、自分で運転する場合。夢では後部座席で友人とともに「スピード出し過ぎだぞ。落とせよ」と注意していた。運転席は自立心、後部座席は依存心の象徴なので良くはないとのことだが依存関係などどこ…

三部作の夢

この前を思い出せないぐらいひさしぶりの夢見。三部作で最初は、5年前に86歳で亡くなった母親が出てくれた。若い頃の母で眩しそうな表情で笑っていた。次は、この夢のことを何かの会合で話している夢だった。聞いている人たちが微笑んでいた。三部目は、古く…

『わからない』

わからない 杉山 平一 お父さんは お母さんに怒鳴りました こんなことがわからないのか お母さんは兄さんを叱りました どうしてわからないの お兄さんは妹につっかかりました お前はばかだな 妹は犬の頭をなでて よしよしといいました 犬の名はジョンといい…

エプロンで

ママヨさんが少し長く伏せていて、良くなったらオデコを柱にぶつけて大きなたんこぶを作ったり、階段から落ちそうになって膝をしたたかうって杖使う羽目になったり、心身ともに休まらない寝込みの1ヶ月間だった。波風氏は家事を続けているうちに、今まで親…

暗い日だけれど。

予報では晴れなのにいつまでも暗い。用事は何もないが損した気分だ。朝方、家の前に大勢の雀が集まって忙しくしていた、そこだけが明るかった。利尻ヒナゲシが散った後の種でも食べていたのだろうか。 午後から坪内稔典先生の『モーロクのすすめ ー10の指南…

実も蓋も

実(み)は容器本体、蓋は「開口部にあてがって内外を遮断する物」。慣用句「実も蓋もない」は対話相手の言葉が「露骨過ぎて含蓄が無い」と辞書にあり、それまでの「それを言っちゃおしまいよ」の意味で使っていたのは間違いだった。ママヨさんも同じ間違いを…

♪一週間 みたいな

月・・・晴れた日の夜、静かに見入る 火・・・20年使用のガス台、そろそろ 水・・・洗濯機、温水便座、風呂蓋新調 木・・・今年は木工作業しなかった 金・・・だんだん少なくなる😢 土・・・土いじり楽しんだ今年 日・・・月末日曜日は読書交流会

老人と言葉

最近、歴史と暮らしを考える読書している。予想以上に早く酷い政治が到来し、引き続き漫然とテレビを見ることもなくなり、家事中心の生活をせざるを得なくなったからだ。ブログでも触れたが、長く使ってきた「もの」が壊れたり、戦後世界とか毎日の暮らしと…

使い切る記憶

鉄の焼き台で肉を焼いた記憶。だんだん暗くなる夕方、赤く熱された炭を囲み、家族と、友人と、教え子たちとワイワイ言いながら肉を食べた思い出。買ったのは30年ぐらい前だ。 もう使わなくなり鉄板も錆びて脆くなったが、四隅の足だけは確かだったので、内側…

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