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2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の高校生たち(2)

(前号から続く) この題でブログ記事を書いたのは、前出「昭和三十年代の匂い」がきっかけだ。 自分自身に対する年齢の感覚が実年齢より相当に若く、それがずうっと変わらないでいる不思議というか、中級老人に格上げされてもそれが変わらないので、虚実の違…

永遠の高校生たち

窓に映る横顔は、その席にふさわしい人物のそれだ。たるんだ皮膚、生気の無い眼、伸びた白髪。地下鉄車両の乗車口すぐ横の「専用席」に、油断したまま座ってしまった波風氏。車内灯に浮かんだ老人の自分の顔が黒い窓ガラスにくっきり浮かんでいた。退院後す…

何だか人間的なニュース

数日間の雪。夜は氷点下。大風被害の道南。冬タイヤ、ストーブ、股引は未だ必需品。20年来の新聞記事切り抜き作業。朝5時に起き、当日分を読み、前日分を切り抜く。同じ新聞を2回読むことにもなり、3紙で1時間超える。増えたのは「年金」と「認知症」の…

「ひよっこ」が楽しい

退院後、久しぶりの快晴。春の風で吹き寄せられた玄関周りのゴミを片付ける。4月1日スタート「ひよっこ」が楽しい。蒸発した夫を探しに東京へ来た妻、失意のうちに茨城に帰る失意、上野駅の待合室、そこにご飯を持ってきたレストラン経営者。今日の内容だ…

幸福を考える天丼

「成功」は計量できる事実、「幸福」は各自の価値観に基づく感じ方、考え方で「人格」のひとつであり、両者は同じではないと寝入る前に見たテレビの幸福論。大学の時に読んだ三木清の『哲学ノート』からだった。 戦後の人生は付録だから好きなように生きると…

術後の経過

大学病院裏手の朝。大雪山が近い。耳下腺の腫瘍を取り除く手術から3日経過。切り取った現物は幅4センチ大の黄色い塊で、「ちぎり天ぷら蒲鉾」みたいだ。自覚症状がなく、指摘されて気づいたのだが、よーく思い出すと、昨年のどこかで、たぶん髭剃りの時だと…

1週間の隠遁

朝起きたら本を読む。体温や血圧を測る。ややあって身体によい朝食をとる。ニュースを見たら午前の読書をする。昼食後に1時間以内の昼寝。午後のひと時は「老後整理」の計画を考える。増えすぎた『もの』の始末は中級老人生活の第一義的課題だと強く意識し…

「自作主義」

今日も晴れ。昨日、石油ストーブに火を入れ5ヶ月ぶりに作業場(波風食堂開店予定地)で時間を過ごす。日ハムー西武戦をラジオで聞きながら小一時間。シンクトップの集成材を塗装し脚を付け、小型の冷蔵庫や鍋釜を入れられるようにしなくては、壁を板張りにし…

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