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2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

続々 『言葉と戦車を見すえて』を読む。

(前号から続く)加藤の明晰な言葉の全容、膨大な中身を理解するのは無理だ。還暦後、詩は分からないところは飛ばし、わかるところを楽しめればそれで良いと落ち着いた。これで詩や古典が楽になった。加藤周一も同じだ。だが評論だから飛ばしどころを間違える…

続 『言葉と戦車を見すえて』を読む。

(前号から続く)この時代が、今に続く生き方の地図と磁石を手にした最初だと思う。そして、これまでの人生はいつだって犬かきの連続で、いつも『こと』の後で地図と磁石を使いそれでもやっぱり迷いは解決できず、何とか生き延びてきた。この評論集を読み、も…

冬場のリズム

昨日夜からの雪で長靴の丈2/3ぐらいの積雪。除雪に1時間弱。 昨日夕方、といっても3時〜4時の間だが、車使わず用事足す。ヨマヨさんの提案。途中に少し長い坂道あり、呼べば直ぐ来てくれる愛犬ポチみたいな自動運転車があれば良いのに、なんて言いながら…

『言葉と戦車を見すえて』を読む。

難しい小説に続き、もっと難しい評論集を読んでいる。『言葉と戦車を見すえて』(ちくま学芸文庫:加藤周一著、小森陽一、成田龍一編)。厳密な言葉の海を犬かきで泳いでる感じ。必死にもがきながらも爽快なのは、圧倒的な知性、それも庶民の側の、をひしひし…

連続の親子丼

雨続き雪溶けるが、夕方から寒くなるようだ。ドラマ嫌いの立男氏だが、あと1回で終了の深夜のTVドラマ『さくらの親子丼』を録画で見ている。子育て・教育の今日的な課題に正対する中身。古本屋のおばさんを尋ねてきた訳ありの子ども(時に大人)に、誰一人「…

『日の名残り』読む。

難しそうな英国文学。まず読まない種類の本、「日の名残り」(早川書房:カズオ・イシグロ著)。外国ものはカタカナの人名地名に疲れ、翻訳が今ひとつ信用できず、昔から敬遠してきた。今回は、世界的評価を受け、長崎生まれ64歳の著者カズオ・イシグロ氏、と…

パン箱、作る。

雪たけなわ。とめどなく降っている。昨日のインフルエンザ・ワクチンのせいだろう、9時間も寝たのに身体が重い。波風工房にも出勤せず、できたパン箱に木工用オイル塗る。毎日が日曜なのにリアルな日曜はやっぱり嬉しい。今日一日は自由だぜ、みたいな。手…

芋のある生活

米・パン・麵をバランス良く食べたい。1度に3種でなく(当たり前だね)、主食の炭水化物3種を朝昼夜のどこかでの意味。理由は、(1)朝の珈琲を美味しく、(2)夜は軽めに終わりたい、(3)飽きない食事。これに割って入るれ4つめが『ジャガ芋』。昔から好きで、…

中級老人の特典

インフルエンザのワクチン接種が1.500円(実勢価格3.400円)ぽっきり、近くのスーパー銭湯が500円(同750円)。2つとも65歳以上のサービス価格。電車や飛行機も65歳以降かなり安い。今後10年、スタスタ歩けて、シャンシャン暮らせるなら、かなり楽しい老人生活…

ドラマ嫌いのドラマ視聴

録画して『サクラの親子丼』見ている。「金八先生」的な系譜だがより深刻。先週から、『男の操』、『ユニバーサル広告社』も。前者は俳優(浜野謙太、もたいまさこ)、後者は脚本(岡田恵和)に惹かれて。ママヨさんに「あなたはドラマを見ない人」と言われる波…

力を抜く

『折りたたみテーブル』作る。10年以上前にもらった松の厚板を、何に使うか構想10年、作業2日で形に。レシピと違う材料なので、「折りたたむ細工」が難しい。結局、「折りたためそうで、完全には折りたためないテーブル」。出来の悪い奴ほど可愛いわけで塗…

裏ブログ、更新しました。

公式裏ブログ「波風食堂、準備中」を久しぶりに更新。お題は「生き続けること」『日の名残り』(カズオ・イシグロ著)買う。早川文庫は、中学の時の『山椒魚戦争』以来。最近の文庫本は活字大きく素敵 「自宅の庭にSL 誰か引き取って」(11/6朝日)の記事。SLフ…

生き続けること

高校の担任の先生が88歳米寿を迎え、半世紀近く前に卒業した教え子たちが集まり祝う会。何年経っても、先生は先生、教え子は教え子を実感。得がたい先生は、何年経っても子どもたちのことを公平に記憶し、仲の良さを自分の幸せとして喜んでくれる。同日昼、…

新版『広辞苑』のカタログを読む。

捨てたのは第5版の「広辞苑」(1998年)。解説文の送り仮名に違和感あったが我慢し、第6版(2008年)は買わずCD版でお茶を濁す。これ、モニター上の言葉の意味を知るに特化し辞書とは言いがたい。本屋で第7版のカタログもらいじっくり読む。お姫様抱っこ、…

「ことばは、自由だ。」

標題「ことばは、自由だ。」は新聞全面広告から。『広辞苑 第7版』の宣伝コピーだ。先週、長く愛用した広辞苑を字が小さくて読めなくなり捨てた。大学で出会い、絶対的な真理の羅針盤と信じてきた約半世紀。やっぱり、机上版を予約しようかな。10月末で地方…

学校椅子の顛末

「今年の冬はこんなふうに始めますから」という天からのお達し。昨日の寒さだ。去年はどうだったかなと思い出しながら、ウッドデッキ、外水栓、庭道具を片付ける。神楽月、雪待ち月、そして霜降月が11月(旧暦で12月半ば)の呼称。 レトロな学校用椅子が完成。…

こめの学習帳:15頁目【「書くこと」のゆくえ】

「書くこと」のゆくえ 前回の投稿はいつだったろうと探したら、3か月前だったことに驚愕した。遅れているな、早く書かなければ、と3か月も思い続けられるのも実はすごいのかもしれない。気がかりだから頭にはあって、書きたいと思うテーマは10ちょっと貯ま…

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