
目が覚めて布団から抜け出して立ち上がり一息つく。身体がまだ半分寝ているのに、押入れに寝具の端を揃えて格納する決意をするのだ(笑)。
その儀式が先月末から終了した。洗顔と体重と血圧測定と着衣してからでも遅くないことに気付いたからだ。長い長い習慣が実にあっけなく終了した。
雑誌『暮らしの手帳』の表紙を見ていて、暮らしの手品、暮らしの手癖、暮らしの手垢・・・といつもの言葉遊び始まり「暮らしの手錠」と続き、布団片付け動作のことを思い出した。
無意識に続けてきた「こうしたらちょっと楽になるよ」は他にもっとありそうだ。手錠を外す鍵は、「楽になる方法」の気づき。布団敷きっぱなしも楽だが、高齢者のゴミ屋敷暮らしに近づきそうだから除外。そういう楽さじゃないんだよな。清く楽しく美しくの高齢者でい(行+生+逝)きたいんだよ。
創刊号(1948年)から今に続く花森安治作の『暮らしの手帳』のロゴ。しっかりしていて楽しく親しみがあって少しも古くならない。ずうっと続く価値を持つ雑誌にと願いを込めたデザイン■●▲感銘受けた哲学者の言葉を再度読み始める。憲法が偏った考え方みたく喧伝される時代だから。お葬式の考え方と実例・手引きの本を手元に置く。暮らしの最終章を心が「楽になる方法」で迎えるための準備として。

