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覚えない読書に

「覚えない」を意識しているうちは老人的読書の入門期。今の波風氏がそれだ。余計なことから脱し、ただただ「読んで良かったなあ」の境地に入りたい。この作家を読み続けると前から決めているので、間口広げた消費的読書は避ける。読みたい本に比べ残された時間が少なくなってきている。幸運なのは「読みたい」気持ちが衰えないこと。

 

階段の横にこれから読む本、椅子の上に今読んでいる本を置いている。「これから本」が多くなりすぎて崩れ階段の途中から本が降ってくるときもある。ママヨさんは怒るがこれも愛嬌。

午後に読み、興が乗れば夜に続く。休み休み気長に読みたいから、5冊ぐらいを取っ換え引っ変え開き「読み終える」にこだらわらない。途中で投げ出す本あるのは当然で、つまらないことに時間かけない。これは「覚えない」読書になってより定着。5冊というのは小説と随筆、説明文と詩と道楽(絵や調理や工作等)のことで、小説の同時進行はしない。

 

月末の読書交流会が読書リズムの句読点になっている。この本をこんなふうに読んだ、と人に語るのは波風氏にとって消費的読書に陥らない予防薬みたいな気がする。

http://booklog.jp/users/namikazetateo