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『読みあわせ』で笑う

霊長類・人類学研究者の『ゴリラに学ぶ男らしさ』と、官能小説で名高い『ダブル・ファンタジー』を同時進行で読む。詳しいことは表ブログで書くとして、腹壊す「食いあわせ」みたく、肝心なところで笑ってしまう「読みあわせ」を体験。

 

小説の「身も心も燃やし尽くせる男と出あい、脳味噌まで溶けるセックス」(本の帯)という山場で、ゴリラやマントヒヒ、チンパンジーの性を巡る学術的かつ合理的な行為とその理由を思い出し笑う。どうして人間は生殖と無縁な性行為を延々と喜んでするようになったのか、他の霊長類といつの時点で性に対する枝分かれが始まったのか、なんて余計な情報が小説世界に入るのを邪魔する😁オスとメスが、オトコとオンナになり、ついに男と女になる生物的発展と人間的進化は、今も昔も一番大事な問題だが、笑えるところ大なんだねえ。

 

笑って中断し、花森安治随筆集の米騒動のきっかけを作った女性の話読み、一発で『読みあわせ』の下痢的症状が止まる。フーム

http://booklog.jp/users/namikazetateo