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延長した本のこと。

年末に図書館で借りた10冊返却し、楽しそうな3冊(椎名誠東海林さだおなかにし礼)借りる。延長した1冊は西部(にしべ、名は、しんにゅうに萬で「すすむ」)著『妻と僕   ー寓話と化す我らの死ー』 、一番難しげな本。配偶者の病死後、支持者の協力により川で溺死した学者。このニュースに、文学者江藤淳自死を思い出した。いずれも保守派の著名な研究実績と発言力で自信満々に映っていたから、内面の繊細さというか配偶者とのうかがいしれない強い関係に衝撃を受けた。江藤は漱石の評論で読み、西部は知らない。

 

最初の章ぐらいは読んでから返そうと開き、すぐに読み終えたいと感じた。くっきりした言葉を選び、19歳から一緒の夫婦の命と心のことが綴られている。

読み終わったら感想を表ブログに書き残しておきたい。3年前の1月21日が命日。

http://booklog.jp/users/namikazetateo