カウンター

波風食堂にハガキ

やっと咲いてくれた向日葵を見ていたら、「こちらに、こういう方がいるのでしょうか?・・・・」と、郵便配達の方が怪訝な顔で1枚のハガキを持っている。「ああ、うちです、うちです」と、波風食堂の看板を指さしたら「本当だ」と笑って渡してくれた。 波風食堂…

本をもらう

文通相手のうさ子さんから、『えのないえほん』(講談社:斉藤倫作、上田真絵)のプレゼント。お盆だから本が贈られるわけでないし、明日が結婚記念日だからというわけでもなく、「・・・先生に贈りたいと思いました。」と連絡が。 最初、アンデルセンの同名物語(…

嬉しい絵手紙

お世話になっている方からの絵手紙。おいしい蜜柑を送ってくれたり、昨年の停電や大雨なんかの時に心配の電話をいただいている。当地では珍しくもないアスパラを送ったら、絵手紙の礼状。「溺れました」の言葉が嬉しい。居間に飾り、それでも足りない気がしてこ…

手紙に返事書く心

手紙が来たら返事を書く。この人にはどの絵柄の絵はがきと切手にして、どのポストまで歩いて投函しようかなあ。手紙いただいた方のことを考える時間。「波風食堂」のウドンも、わざわざ食べに来てくれる人を思う時間。粉振り始めて麺切るまで4時間強。 読書会に…

道楽『箱』

箱を作る人が遊びに来た。展覧会をやるとのこと。名刺入れや爪楊枝入れの小物から、書類入れ、三段引き出しの樺細工まで、とにかく箱、それも木箱を道楽で作っている。さっそく展覧会に行ったら、100箱ぐらいあり、デザインが全て違った。前に、ママヨさんが…

うさ子さんちから

文通相手のうさ子さんから、『青天の霹靂』、『しあわせのパン』、『モヒカン故郷に帰る』、『at Home』のDVD届く。 前に『あん』、『彼らが本気で編むときは、』、『海街diary』、『さいはてにて』を送ってもらい全部よかった。店が休みの日の夕食後、旦那さ…

TMさんへのお願い

ついに根雪になったので、除雪の腹構えを持たなくてはと思った矢先、突然の暖気で雪が消えた。こういう不思議な12月はたいていとんでもない大雪の冬に見舞われる。明日は雨、明後日は寒気、例年より注意が必要な平成最後の12月。 先週末の朝日新聞(道内版)に、…

TMさんの読書感想

先日の読書交流会『ほんのおつきあい』後に、TMさんが送ってくれたメール(掲載了承済み)を紹介しよう。実に読んでいる(感)、内容だけでなく、読書の方法も随分と考えている。読書=命みたいな姿勢に驚く。守備範囲が広いことにも。 ……………………………………………昨日は慌…

『信じるに足る確かな世界』

『本気の昼めし』が特集の雑誌を真面目に読んでいたら(笑)、『ほっかほっか弁当』と『洲之内徹』の言葉。美術関係者に文章力の凄い人は多いが、『空想美術館』著者のこの方は特別。それに、ホカ弁とくれば、このエッセーは読んで欲しくないのか、と思える極…

贈られる哲学

この1週間に、薩摩芋や自家製の野菜(南瓜、じゃがいも、人参など)を人生の先輩3人からいただく。珍しい菓子を、教え子と妹夫婦から、展覧会でお花も3方からいただく。贈ったり贈られたりの流れの中で暮らしているから、これを重く考えすぎたり軽く扱ったり…

華の光

15年間、最北の地に文化の種を蒔き育てられた「あとりえ華」と併設する「ぎゃらりい華」が閉じる。 華に関係した方々のごく内輪の茶話会。絵を描く人、写真を撮る人、写真も絵も畑もする人が一人一人思い出を語り静かに聞いた。初めて話しを聞く人もいた。楽…

女性の言葉を読む

昨日まで、ずうっと晴れだった奇蹟のような4日間。波風食堂のガラス面(3面、長さ6メートルぐらい)の格子を作った。「雰囲気が良い感じ」とママヨさん。「うどん屋みたくなってきた」と波風氏。 夜、女性の書いた詩集と自分史を読む。両方とも、母子家庭…

冬道の神経戦

故郷の葬儀に行く。還暦後、11〜3月は長距離運転しないことにしていた。予報では行きも帰りも晴れ曇りというのでハンドル握ることにした。帰り道は鈍い鉛色の空の下。「(大雪は)今来るか、今来るか」と恐れながら大雪警報の当地へ帰る。ラジオでは「(当管内…

ご招待、掻き揚げうどんランチ

手作りうどん2幕目は、5名の来客への大盤振る舞い(笑)。初回の「キツネうどん」成功で調子に乗ったあげく(「揚げ」に「かけている」)、掻き揚げのかけうどんでGO。今回、粉800グラムで8人分を前日夜に手足フルに使い準備。当日、冷蔵庫に入れて置いたの…

オリンピックの眼差し

オリンピックでメダルを獲った選手の眼差しに魅入る。表彰後、ありきたりの質問と予想される言葉のやりとりのセレモニーの中で、頂点に立った人たちの目は、ずうっとずうっと遠くを見つめている。例外なく。こういう眼差しの人に未だ会ったことがない。普通…

お便り

杣田美野里著「蘂」(北海道新聞社刊)を開き、思うところあって絵はがきで一言送る。「レブンコザクラ」の絵はがきで返事いただく。今から10年以上前の、当時中3だった娘さんのことなども思い出す。近所のスーパーで偶然手にしたその本は強く心に残った。久…

文通の人

ちょうど20歳年下の女性と文通している。メールで無く万年筆で。「メール送りたい」と言われたので「嫌だ」と言ったらそうなった。彼女のは鉛筆の時もある。誤字脱字に注意しているのがわかる。一ヶ月に一往復ぐらいのやりとりだが、彼女からのは少なくて便…

今日のテレビ

波風氏はテレビ好き。ちゃんと見ることは少ないのだが消せない。身近に音や映像があって欲しい体質だ。だが、不倫、離婚、相撲界不祥事、フアッション、グルメ情報などを毎日毎日見聞きしていればやがて見事な馬鹿になれる確信はある。だから、ラジオ聞くこ…

生き続けること

高校の担任の先生が88歳米寿を迎え、半世紀近く前に卒業した教え子たちが集まり祝う会。何年経っても、先生は先生、教え子は教え子を実感。得がたい先生は、何年経っても子どもたちのことを公平に記憶し、仲の良さを自分の幸せとして喜んでくれる。同日昼、…

先生の『にんにく』

高齢者になって初めての「敬老の日」が台風の日。前途多難の予感(涙)。夕方6時の今が台風の通過時刻のはず。が、無風静寂。いわゆる『台風の目』に入ったのかな?事前の騒がしさも無い。不気味。珍しく、一日家に居て、頼まれた表紙デザインを描き、隣からい…

カラスの鳴く日

最近、天気予報が当たったことが無い。雨が快晴に変わる日が続いてる。だから、朝から夕方まで外で木と格闘している。昨日、カラスが低空で飛び鳴き声もいつもと違う。豊富の奥に住んでいる方のメールに、旧知のカラスが家に来なくなり、裏山のカラス全部も消え…

永遠の高校生たち(2)

(前号から続く) この題でブログ記事を書いたのは、前出「昭和三十年代の匂い」がきっかけだ。 自分自身に対する年齢の感覚が実年齢より相当に若く、それがずうっと変わらないでいる不思議というか、中級老人に格上げされてもそれが変わらないので、虚実の違…

永遠の高校生たち

窓に映る横顔は、その席にふさわしい人物のそれだ。たるんだ皮膚、生気の無い眼、伸びた白髪。地下鉄車両の乗車口すぐ横の「専用席」に、油断したまま座ってしまった波風氏。車内灯に浮かんだ老人の自分の顔が黒い窓ガラスにくっきり浮かんでいた。退院後す…

続 嘘つきの顔つき

快晴の春分の日。2階窓からの景色は、例年より雪がうんと少ない街並み。 こういう開き直り方があったか。国会質問に「私の記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」という防衛大臣。大嘘を「嘘八百」と言うが、それを冠した「八百代…

腹に溜めない

啓蟄の次候(3/11〜3/15)の予報は、少し前まで全て雪だったのに、昨日から突然晴れになっていた。地理的に当地の天気予報が外れるのはごく普通で、とても良い外れ方をしてくれる。 少し『世話になった人』が、実はどうしょうもない人間というのよくある話。気…

嘘つきの顔つき

雪降りー5℃ぐらいになるはずの予報、一昨日から今までは曇り・晴れ・時々小雪。大好き、こういう外れ。昨日は朝から風呂に入り、プリン作り、ゆったり過ごす。本や書類の整理ぐらいなのに研究室の引っ越し、たった2日間で意外に疲れる。これでは雪解けから…

ネギ餅の夜

波風立男氏と永いつきあいの女性は、ほぼ『さばさば』系である。魚類の「鯖」でなく、性格が至極あっさりしていて、遠慮の度合いというか距離感が近くも遠くもなく、純朴で、温かく、たくましいと言う意味だ。小学校で、宿題忘れたらノートを見せてくれ、消…

続々 流氷の頃

本日、暴風雪のはずだが未だ兆候なし。昨日は、2℃で雨。今日は、当地初の「子ども食堂」仮開店日。激励ついでに流氷の海を見て来よう。 昨日、人が定住する世界で一番寒い地(記録−71.2℃)ロシア・オイミャコンをTVで見る。シべりヤ山中、900人の集落。−50…

続 流氷の頃

(前回から続く)昨日が当地の「流氷初日」と今朝の新聞。平年より19日、昨年より38日早く、網走より早いのは1946年の統計開始以来初とある。寒くとも雪少なく明るいのが嬉しい。 一昨年秋に母が亡くなり、昨年夏に埋葬した。長く願っていた通りに送ることが…

流氷の頃

『大寒』の入りを実感。北からの流氷が隣村まで来ているらしい。 少し年上の人が先週亡くなられた。とてもお世話になった方。年末に部屋を訪ね、「来年もよろしく」みたいな言葉を交わして辞した。昨日、その部屋の前に立ち目を閉じた。本当に亡くなられたの…

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