新聞感想
土曜日に読む朝日新聞から 生きるほど、死が近づくのだなあとガン手術のベットで思った。繋いだ胃と腸の不具合で炎症おきて吐き続け1月で20キロ痩せた。鏡に映るこういう顔が死相なのだろうと思った。生と死を初めて相対化したというか同量で迫っていた。還…
衝撃受けつつウスウス感じていた近未来日本の『独り暮らし老人』予測。波風氏にとって何が最も恐ろしいかというと、ママヨさん無き老後生活。昔から波風氏早死に説を本人が繰り返し唱えてきた。前にも書いたから繰り返さないが、糖尿病はじめ幾つかの生活習…
一見するだけでは何の広告かわからない。目線下げ『れんげ堂』にきて、なかなかやるなと笑う。当市の3軒ある葬儀屋さんの1軒からの宣伝。新聞折り込みチラシをよく入れている「隣のスーパー」を使いつつ、「目立たないのがちょうどよい」と葬儀屋の矜持を…
波風ブログでおなじみの当地ローカル新聞に掲載される眼鏡屋さんの広告。広告と書いたが、優れたエッセー。エッセー(随筆)の本質は自慢話だから相当の筆力が無ければ読むに値しないと井上ひさしさんが喝破していたが、この『広告』には「俺はエライ」の空…
生の玉ネギとチーズは息が長く続くんだと父さんがナイフで小さく切ったのを食べて僕は潜った。今までより深く深く、そして大きな黒真珠を採った。姉さんの花嫁準備のお金もできた・・・・小学校の教科書にあった南洋の真珠とり家族の物語。12/2朝日『折々の言葉…
相談者の老人、といっても波風氏より10歳ぐらい若いから老人見習いだが、その行動力に驚く。「2歳年下のバツイチの方と仲良くなり・・・携帯メッセージ交換までたどりつき・・・公園でデート」、なかなかやるじゃないか。それ以上の関係を求めず、大体を家族も知…
朝日新聞の今日の社説読み、「ホ-ッ、波風氏と同じようなこと書いているな。このブログ、読んでから書いたんでねーか(冗談)」なんて笑いながら、「やっぱり、朝日はやめよう」と思った。この新聞は「世の不条理を見つめ、おかしいと思うことには声をあげ…
題名と年齢、主婦という情報で想像しながら読んだ生活欄の新聞コラム。81歳の住居修理にホーッと思ったが、それ以上に驚いたことがある。まず、配水管の交換ぐらいじぶんでできそうだと、スマホでユーチュウブ検索していること。次に、ホームセンターに行っ…
永六輔さんが存命の頃(2016年ご逝去 享年83)も少子化が問題になっていたが、1899年からの統計史上初の「出生数80万人割れ」(3/1厚労省発表の2022年出生数)は予想より12年早い。当市も165人という超少子数。さらに小中高生自殺が過去最多の512人(3/3文科…
今朝の朝日新聞(2/5 1面コラム『折々のことば』)は、庶民の立場からすると「正義に引きずり回されたくない。それは暮らしていくための生きる術の一つです。」ぐらいになる。自分たちが社会を変えられると本気で思った70年代初頭、学生運動最後の高揚期に…
教員採用の受験者数が年々低下し、大分県では「定員割れ」。新卒教員の早期退職も10年ぐらい前から驚くほど多くなり、大卒就職先で続かない職業の筆頭に「教育」が挙げられて久しい。精神的病で休職・退職は既に話題にもならず、臨時教員探しは年間通じた教…
学校は、いつからこんなに劣化したのだろう。新聞(11/17朝日 社会面)で唖然とし、悲しく、怒りおさまらない。「子どもを人間にするための大人からの激励が教育」だから、それと真逆の犯罪に匹敵。生徒7人が旅行小遣いを6000円も少なくさせられたこと、旅…
一読して?(わからん)、再読して!(そういうことなの)、再々読して信仰の危なさを思う。思うこと・考えることを「歪める」原因が並べられている。まず、自分で確かめる前に「事実はこうなっているはず」と思い込み、少ない経験や知識でそういうはずだと決…
実家の前に車を停めた時、隣の家に生えていた菊をタイヤが少し踏んだ。その時は気づかなかったが、帰りに母から「うちの花を踏んでいる、やめて欲しい」と言われた。その後に何回か隣の家の主人と会ったが型どおりのあいさつをして過ぎた。そんなことを忘れ…
先生になりたい若者が減り続けているのは、仕事がきついだけでなくつまらないからだ。朝7時に家を出て夜10時に帰る、残業手当も出ない仕事が敬遠されるのは当然。学校がいつの間にか学力テスト対策で追い立てられ、子どもと学校・地域と先生が評価され続け…
久しぶりに感じ入った新聞コラム(5/18朝日1面『折々の言葉』)の言葉。金子みすゞ『わたしと小鳥とすずと』でおなじみのフレーズ「みんなちがって、みんないい」は、人はみんな平等で色々個性が違うのが大事なんだと理解され、教室で使われることが多い。…
本ブログで何度も取り上げている当地夕刊紙掲載のメガネ屋さんの「休業連絡」。国語の教材に使えると書いたが、①言いたいこと(休業の理由)がわかる、②簡潔で面白い、③エッセーでは、これが一番大事なのだが、『自慢話』に決して陥らない。見事だ。特に今回…
新聞を読み、これを子どもたちにどう話そうか、先生たちにどう考えてもらおうかと思うことが多い。退職後も治らない先生病(笑)。今朝の新聞(4/16朝日)で、こんなことを考えていた。 あってはならない「いじめ」が、学校と教育行政の隠蔽・無責任で、あっ…
新聞投書(2/7朝日朝刊)読み、この歳で死を思いそれを文章にまとめ投稿しているのに驚く。これを目にした後、小説『燃え上がる緑の樹』(大江健三郎著)を思い出しながら『死』を考えた。死が悲しみでなく、恐ろしいのか・・・・。 死は恐いのか自分がいないの…
昨日の新聞(1/19朝日読者投稿欄)、一番笑った掲載の回答に続き、「適切な言葉なくいまだに困惑」「(呼び捨てから)さん付けで新たな関係」「(パパと恵子さんと呼び合い他人から)お二人はどういう関係?」「上下関係なく『パートナー』に」、男性5人の…
上の記事(12/22 朝日朝刊)に、ベテラン教員の大量退職で若手教員にシワ寄せが来ていて、学校デジタル化で機器や技術も担当し、コロナ禍もあり先輩に相談したり研修機会も減っているとある。波風氏退職の頃、日本の教育の問題は、昔は荒れる中学校だったが小学…
今日の朝日新聞(道内面)の小さな記事。検察は不起訴処分だが、行政処分で懲戒免職とは重い、詳しいことは分からないが、『59歳』に目が止まる。先生として、嬉しいことも辛いこともたくさん経験し、やっとゴールという時の「コントロールできなくなった」罪と…
皇室の方がご結婚。ああ、そうなんだ、それ以上でもそれ以下でも無い話。今まで、この話題の新聞もテレビも遠ざけている。重大な人権侵害に加担するようでそんな恐ろしいことはまっぴらだ。税金で暮らしが成り立っているのだから何を言われても当然というのは間…
これは、積もり積もった教育の失敗。子どもらの絶叫がコロナで炙り出された。今日の新聞(朝日1面)で、ここまで来たかと思った。競争と自己責任のゆとり無き『学力』一辺倒教育のつけ。子どもも先生も生きがいの持てない学校、命を削られる場になって久しい。お…
3年前に買った卓上用の魔法瓶を捨てた。蓋兼注ぎ口の黒いゴムパッキンが劣化してベトベトになり修復不可だったからだ。それなりの金額もしたし口コミ評価も高かったのに。「ドイツ製」信じたのが甘かった。サイトで代わりを探しTガ-社(日本製)に行きついた。…
大阪で現職の小学校校長のインタビュー記事(8/27朝日朝刊)。今春、市長のオンライン授業に切り替えるという方針に対し、実名で提言を松井市長に郵送した校長先生。市長が「社会の現場を知らない」と怒り、市教委からの文書訓告の処分とともに全国的な話題に…
オリンピック終わった次の日で、長崎平和式典の当日にこの言葉をチョイスする哲学者のセンス、目を見張る。今日の朝日1面『折々の言葉』から。どこ探しても「復興五輪」の証し無く、「安心・安全」とコロナ蔓延を導く楽観論ふりまき続けた、嘘だらけオリン…
昨日の読者投書欄(6/6 朝日朝刊)に載った赤川次郎氏の投書。まったくこの通りだ。この高名な小説家の新聞投書は前にもあった。その時も「まったくその通りだ」と思った、知的にも感情的にも道理がある。言いたいことがその通りに伝わるのが名文、を実感。波風氏…
この記事(5/22朝日朝刊 社会面)で一番驚いたのは60代94%、70代95%。テレビ創世記に育った高齢者のテレビ信頼というか「何はなくともまずTV」の生活習慣は健在だ(笑)。10~20代がTVよりネットが情報収集装置なのは大学生に接して実感していた。見ないし見る気…
新聞の読者欄(3/9朝日朝刊)にあった投稿、簡潔で無駄なく快いリズムで、自然と人間と人生に及ぶ人生観にはっとさせられた。今年は震災から節目の10年目、掘り下げられた情報も多く、今までと少し違った3月11日だった。同時に自分は、自然の猛威とか愚かな…