カウンター

力を抜く

シンガー高田漣さん

『折りたたみテーブル』作る。10年以上前にもらった松の厚板を、何に使うか構想10年、作業2日で形に。レシピと違う材料なので、「折りたたむ細工」が難しい。結局、「折りたためそうで、完全には折りたためないテーブル」。出来の悪い奴ほど可愛いわけで塗装済んだのを撫で回す。今まで作ったものを思い出すと全部反省しきりで全部可愛い(笑)

力み不用、失敗歓迎、情けなさ万歳、が中級老人の立つ位置。これ、修行無用で流れに逆らわずボーッとしていると、無精髭生えてくるわけでそんなことに微笑む心境が到達点みたいな気がする。身も心も安らかに…の世界観。「肩の力抜けた波風立男氏」だね。ふと、フォークシンガーの故高田渡氏を思い出す。「自衛隊に入ろう」なんて歌を、公共の電波で流れているぐらい面白い時代だったんだなあ。息子の高田漣氏、デビュ15周年だって。力の抜け方は父親譲りだが、とてもおしゃれ。耳に優しく言葉が面白い。風貌、かまやつひろし氏に似ている感じ。 → 高田漣『ハニートラップ』

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