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2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【その53】 春

悪いのは凡師ではない。「季節」なのだ。 よくある映画の台詞「貴様、どこの回し者だ!」。今の凡師ならこう答えるだろう。「金の回し者です」と。 「金は天下の回り物」とはよく言うが、春の「物入りの時期」と重なり、凡師は専ら「金の回し者」に。「不景…

気になる新聞記事から

この3月の新聞記事から。切り抜き的に紹介すると…。 奨学金 1万人滞納 受給生の半数超す 日本学生支援機構(旧育英会)の奨学金制度で返還滞納者の個人信用情報機関への登録(いわゆるブラックリスト)1万人超。背景に就職難、不況による家庭の経済状況悪化、…

北野武著「全思考」(エッセー集)

好き嫌いで言えば、最初から嫌いな芸人。今も変わらない。悪ふざけの芸は全く笑えない。笑う人間がいることに驚いていた。映画も感心できない。反面、少年時代の回想は驚くほど鮮やかで巧みだ。本誌「全思考」に書かれた常識や規範は肯定面もあるが、弱い者…

波風三男君からの手紙

立男の息子、三男君から手紙をもらった。というか、職場の送別会で立男激励の一幕があり、ひと役かってくれたのだ。ママヨさんが代読、何も知らされていなかったので驚いた。 三男君らしい。立男に似て、いや立男以上に理屈っぽい。そういえば中学校国語教員…

感謝の言葉

定年退職まであと8日。感謝の言葉を言ったり聞いたりする 機会が多い。立男の業界は今が過激に忙しい、その場を作っていただくことに至極恐縮している。加えて、身の丈越 える言葉で身が縮む。このままでは、もともと短い首がめり込んでしまう。 先日、感謝…

【その52】 黒い車

賽は投げられた。根拠はないが、今回はいつもと違う気がする。 小生の記憶によると、「懸賞」に当選したのは幼少の頃に1度だけ。子ども向け雑誌の懸賞で、確か「ガッチャマンの黒い人が乗っている『黒い車』」だったような気が…。はがきをだした覚えは無い(…

反響

昨日の北海道新聞(読者の声)に、コラム「恩師の言いつけ」の感想が載った。嬉しかったのは、標題「子供たちを導く教師にエールを」に表現される、過酷な中で子供たちに寄り添うすべての先生たちを応援してくれていることだ。心がポカポカした。私自身、退…

【その51】 机

まだまだ外は寒いが、日差しが春っぽくなってきた。柔らかい日差しというのは実に心地良い。 前回お伝えしたデスクスタンドは絶好調。仕事の効率は上がっているかどうかは微妙だが、確実に「仕事をやった気」にしてくれている。また、デスクスタンドに続き、…

ダカラドウシタ

今日は一日中、あの日を新聞もTVも特集している。立男という人間もあの日「3.11」から間違いなく変わった。 前はしばらく浸っていれた喜びも、ソレガナンダ、ダカラドウシタ…という気持ちが湧いて持続できない。ポケットに入るぐらいのちっぽけな誇りを時…

【その50】 夜道を照らす小さな光

凡師が秋田の高校を卒業し北海道に渡る時。初めての一人暮らしということで、必要な物を買いそろえた。そんな物資の中で、20年経った今も使用している物がある。「デスクスタンド(卓上ライト)」である。学生時代、徹夜で論文を書いた時も、机の上には灰…

絵本「遠い町から来た話」

あり得ない話なのに、実は記憶のどこかにあったような。大人になって忘れてしまっていた、それを思い出させてもらったような。作者ショ-ン・タンの細密な絵と淡々とした文の響きあいが心地よい。 同じ作者の「アライバル」が文字の無い絵本にもかかわらず饒…

絵本「ここが家だ」

中学時代から大好きなベン・シャーン。半世紀以上前、ビキニ環礁水爆実験で被災した第5福竜丸に題材をとり3年後に描かれた「ラッキードラゴンシリーズ」。それをもとに50年後に書かれた絵本の文。…けれど わすれるのを じっと まっている ひとたちもいる…

恩師の言いつけ  №10

「偉い人と勘違いせずエライコトになったと思え。痛いところを突いてくれる 直言の師を望んで持ち、応援団のある仕事を」と、中学時代の恩師が教師の心得を教えてくれた。私はこの先生にあこがれてその世界に入り、今月末に定年退職する。 教育は一生を賭け…

【その49】 小さな積み重ね

東京スカイツリーが完成したらしい。634mという高さは、田舎者の凡師にとってはピンとこないところもあるが、とにかく高いのだろう。 自称「高所恐怖症」の凡師が塔に登ることはないだろうが、ぜひ機会があれば近くで見てみたいもの。当たり前の事だが、…

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