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前から絶滅種

うなぎが絶滅危惧種に近づいているとのニュース。それが少しも悲しくない自分の境遇が悲しい。鰻の蒲焼きは、随分前から波風家では絶滅ご馳走種に認定済み。大好物で年に何回かは喜ぶイッピンだった。

 

新宿の場末の汚い店で、とんでもなく不味く貧相な鰻丼食べ、あまりに惨めだったから次の年に同じ東京で最高級の鰻重食べた。ママヨさんの発案で。鰻とのこ対面はこれが最後で、蒲焼きは缶詰のサンマになり、それさえも今は怪しくなってきた。前に、茄子の蒲焼き作り笑うはずが、もの悲しい苦笑いの記憶になった。

ママヨさんに話したら「だからどうしたの?悲しくもなんともないです」とざっくり一言。鰻様と立男氏の関係正常化にあたり、すがるところは皆無であり、絶滅は現実であることをはっきりと悟った。

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