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絶滅種からの迂回

昨年の父の日、波風氏の境遇を哀れに思った波風二郎君が、鰻を送ってくれたのを思い出した。一昨年も送ってくれた。正確には「鰻が食べたい」とほぼ強制。今年は違うもの送ってくれ、鰻は本当に波風家的ご馳走絶滅種になった。

 

中国出身鰻は 論外だと敬遠していたが、それの美味い食べ方をユーチューブで偶然見てしまった。普段なら「ダメです、そんなの」と言うママヨさんが黙認した理由は聞いてないが波風氏の真剣さに心うたれたわけはなく、食に対する執念にあきれたからだろう。

 

調理はまず、焼いたタレと油でカチカチの表面をぬるま湯で丁寧に洗う。次に蒸し、最後に魚焼き器でタレつけて焼く。

寝ぼけた味は油分をすっかり抜いたわけだから仕方ないが、微かに残っている鰻の風味と抜群のフンワリ感は悪くない。新宿場末の蒲焼きに比べれば極上品😄一匹で二人分の大きさも庶民に優しい。ただ、一人で全部食べたいほどではない。

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