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嫌な野郎

音飛びする中古オーディオを返品した次の次の日、唸りながら新品のCDレシーバー発注した。CDの音飛びは何かの間違いかと思いたがったが事実とわかったショックは大きかった。「新品同様」の謳い文句にしては値段が値段だし7年前のだから仕方ない。だが本当の落胆は、それまで使っていたので同じCDを聞いた時だった。こんなに違う・・・・。人は一度良い思いすると受け入れレベルが上がる。

 

新品が届くのは5~6月、人気があるようだ。発注して少し経ってからママヨさんに伝えたら、「一緒に使う家のものだからちゃんと言って下さい」と言われた。そう言われるだろうと思っていたが、中古を買う時もやっぱり事後承認だった。

波風氏にそれを口にしづらい気持ちがあるからだが、家にお金があれば堂々と言える。貧乏はこんなふうに意味のない気兼ねしたり、自分のワガママを悲しく自覚させる実に嫌な野郎だ。

 

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