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本格的四川料理

杏仁豆腐、ゼライスで柔らか

 四川省出身知人の調理で自宅会食。まず「水煮肉片」。波風家台所から今まで聞いたことのない、いや嗅いだことのない香りが流れて来る。ややあって、4人用の大き目深皿が出て来た。あっと声が出る。生まれてから一度も見たことのない光景。湯気の出ている肉の大半を赤唐辛子が覆ってる。うっとおののく。そこに熱した油を一気に。えっと驚く。辛いのなんのはずが高温油でマイルドになる、何とか可能な辛さ。唐辛子の下にしゃぶしゃぶした肉、その下に豆腐と胡瓜と人参、セロリの葉。おっおいしい、いっいける、おっ乙な味。波風立男氏とママヨさんは辛いのに弱いのだが、ぎりぎりセーフの世界で、人生初の味覚を体験。

 波風氏自慢の麻婆豆腐なんか辛い料理に全然入らない。前に我が家でそれを出した時「こんど わたし つくります 笑」って言って『火鍋』(辛くて酸っぱくて自然に鼻水が…)、そして今回の『水煮肉片』。「ひなべは つくりかたまちがえて すっぱすぎました」そうだ。こんな話を聞いた。「ちゅごくでは なまたまごをぜったいたべません。ぎょうざはすいぎょうざ。やきぎょうざはたべのこしたのをあとでたべるとき」だそう。水餃子の皮がとても美味かった、今度教えてもらおう。

 今日、波風氏による中華。麻婆豆腐、春巻き、中華サラダ、玉子ワカメスープにデザートの杏仁豆腐で。不思議なのは2日連続が嫌でないこと、舌と腹がそういっている。

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