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ヨモギ探し

草餅が好き。


 明日から雨が続くので、ヨモギと流木を探しに出かける。「桜の頃、辺り一面にあった」という公園の一角は、散髪直後の坊主頭みたく草が刈られヨモギのヨもなかった。ではと、家の近くの林に行ったら、あるある、柔らかいのが。2人でコンビニ袋2つの収穫。気分は山菜取り。草餅とヨモギアンパンの日は近い。

 思い立つが好日、続けて海水浴場で流木拾い。前に屋外の水栓や水桶を置くテーブルの工作材料にして面白かったから、花壇の土留めに使えそうな板と、枝ぶりのいいのを拾ってきた。ママヨさんは丸い石を拾っていた。逆光が浜で遊ぶ小さな子とおじいさんを照らしている。流木の丸太に座り、ママヨさん作のオレンジピール入りアンパンとちくわパン、缶コーヒーで遅い昼食。こんなふうに外でのんびりするのはいつ以来だろう。

海に行く途中、電話で知人が亡くなったと知らせ来る。身近な人たちご逝去の報が年毎に多くなり、死がこちら側に近寄って来る感じだが、何のことは無い自分たちの残された時間が刻々と減っていることを、今が楽しいので忘れてしまうからなんだよな。

※画像は、春霞の海に浮かんでいた利尻富士

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