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12月15日(火) 土鍋牡蠣ご版

こんな感じ。この牡蠣は大きいなあ。

 時々雨の一日。雪崩してる人もいる夕方の暗がり。アスファルトを覆う黒い氷がすべりやすくなり雪降る明日はさらに怖い。

 きっかけも理由も特に無いが、「俺は土鍋牡蠣ご飯を食べたい」と思った。用事で街に出かけたついでに牡蠣を買い「米2合洗っておいて下さい」のメール。「牛乳買ってきて下さい」の返信。ここ最近まではありえないやりとり。「です・ます体」の言葉づかいも、夕飯用の買い物にいそいそと向かうのも、それをメールで連絡するのも。余生はこんなのが普通になって更に老い、何かの間違いで一人の夕餉になることも覚悟しなければ。「先に逝きます」と言っていればそうなれる訳でも無い。頼まれてもない饅頭4個カゴに入れる。お使いの駄賃。2個はボランティアの若い人に、茶色いのはママヨサンと。

(米+牡蠣+ショウガ千切り+酒・醤油・味醂+水)×15分の煮炊き=土鍋牡蠣ご飯。単純明快裏技無しの誰がやっても失敗無しのご飯だが、「牡蠣」「お焦げ」「土鍋」の言葉と見た目が、美味しさを演出してくれる。牡蠣の小ささだけが不満だがここらで我慢するのが庶民だ。知り合いが届けてくれた鮭を挟んだカブ、歯応面白い茄子の漬け物がお供に。これ絶品。これに触発されカブとサーモンのマリネを作ってみたくなった。○に□、白にピンクが面白いはず。料理は味の工作。

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