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油断の「あと一本」

今から18年前(2005年)、波風氏は油がのっていた。仕事と言いたいが身体。身長171センチで78.8キロの実に堂々とした外観。張りつめた皮膚の内側は脂充満、糖尿病、高脂血症脂肪肝で「成人病さーん、みんな寄っといで」状態。腹囲89.5センチだから当然にメタボリックシンドローム判定。ママヨさんから「首はどこに消えたの?顔が膨れたのはなぜ?どうして君の足が私と同じ長さなの?」と揶揄されても「フン」と無視していた。このころの写真を見ると脂ぎった大物感が漂っている(笑)この肉体、体重の減りはさすがにあっても病は持続していた。

 

あの日に帰りたくない。豚になった千尋の両親のように欲しいだけガツガツ食べ、休みの日は家でゴロゴロ(というより学校で何かしていた、オヤツ食べながら)していた日々。1年前に膨張人体縮小改造を決めたら、体重66.3キロ、腹囲81.5センチになり(本日測定)成人病はほぼ全部消えた。快楽大好き我慢大嫌いでもこんなふうになれるんだと驚き、あの日には決して帰らないぞと思いつつ、何回目かの「あと一本だけ」と花林糖を食べている波風氏であった。

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