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タイヤいっぽん物語

予約してタイヤ交換。少し早めに行くと、自分だけだった。すぐ終わるというのでスタンドの待合室で待っていたが、いつまで経っても終わらない、窓から見える作業はずうっと同じ風景、週刊誌の血圧特集や袋とじヌードをまた見る気も起きず静かに待っていた。いくらなんでも、という頃「すいません、時間かかってしまって」と鍵をもってきた。1時間経っていた。

 

その後、交換したタイヤ1本積み込むのを忘れてました、自宅に運びましょうかという電話。怒るとか呆れるでなく、笑った。取りに行くと、入社してまだ1年、今年からタイヤ交換を任されるようになったと言う。がんばって下さいといつになく優しく(笑)励まして帰ってきた。

未熟さや間違いは誰にでもある。問題は、その後の始末の仕方。あの青年は大きな身体をこれ以上縮められないぐらい縮めて謝ってくれた、その感じ悪くなかったなあ。

 

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