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「老人ごっこ」の思考と技術

「学校ごっこ」はここまで、これからは「老人ごっこ」と決めたのは還暦の少し前。別の言葉にすれば、仕事せず遊ぶ。その計画は狂い5年間延びしたが。

 

その5年でまず、仕事の延長みたいな退職後のしがらみを切った。「退職〇〇会」などというものだ。これが複数あり、定期的な会合参加の連絡が求められるのだが、意外にストレスの素で「近況報告」を書くのにいつもウンザリさせられた。そして、これには参加してあれには参加しないというのは会参加の方々に失礼だから全部やめることにした。当然だが、元職場からの行事参加案内があっても行かなかった。

 

講演依頼なんかも断れない義理のあるところだけ受けた。しかし、行く前に疲れ、壇上で疲れ、帰ってきて疲れた。講演前日に突然熱が出てゲロ吐きながらよそ行きの服着て参加し、終わって家に着いたらすぐパジャマに着替えたりした。こんなことをしていたので、最初の頃「なんで出てこないんだ?」と怒気や疑問含んだ電話も3つほど来た。

(次回に続く)

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