老後は「静かな暮らし」が希望だ。その中身は「家事のできる人間」修行だ。
完全退職して２年めの波風氏、未だ責任ある家事労働は任されていない。本人は「やればできる」と思っているが、ママヨさん依存症からの退院は遠い。彼の道楽『波風食堂』だって、ママヨさんで成り立っている。
だいぶ前、「(現職時代の)波風さんの生活スタイルが(退職後も)続くのは見苦しい」とママヨさんからキッパリ言われた。波風氏は「今度は、君の出番だ」から「自分の出来ることは自分でやるよ」という気持ちで、「その通りだね」と言うのが精一杯だった。
今年、波風家の車が一台になったが、使うのはもっぱらママヨさん。今の波風氏を「引きこもり」とママヨさんが笑う、そんな生活態度を十分楽しみたい波風氏がそれに「積極的」と加えた。
これまでの仕事上の思い出や人間関係を少し封印したら、日々の過ごし方が静かになった。ごっこ遊びを起点にした老後生活が、新しい人との出会いと新鮮な刺激、意外な忙しさをたぐり寄せたが。こんな感じで暮らすのは面白いなあ。今までと違う生活管理、身体の錆びもあちこちにつくので「痛くない亡くなり方」のための健康管理も必要だと思う、積極的引きこもり。
※画像は、手作りの箸。花梨、胡桃、黒檀、ローズウッド、桜など。「波風ポイント」でプレゼントしたい。３時間くらい熱中して一セットの出来かな。
