カウンター

うどん、ここから来たのか

f:id:namikazetateo:20201001142719j:image

長崎県五島列島が、日本うどん発祥の地だと、吉村政徳著「五島うどんの御力」(長崎新聞社)に。うどんが遣唐使によって中国から伝来したこと、五島うどんがいかに美味で作り方が難しいかがえんえん書いてある。食べていないのでわからないが、秋田の稲庭、香川の讃岐うどんとあわせて日本三大うどんの一つだと著者が力説してる。そんなに美味いのか。本当か。

 

巻末付録の全国有名うどん17選に、北海道から唯一「下川うどん」を挙げていて「この著者は信じていいかも」と思った。波風食堂は手打ちだが下川うどんでいこうかなあ、と思ったこともあった。乾麺だが抜群に旨い。

 

人間は面白い動物だ。うどんの「御力」(みりょくと読む)を微にいり細にいり解説しなければ済まない人がいるのだから。それを真面目に読みブログで書く暇な奴までいる😄なんの縁も義務もないが『うどん』の言葉ひとつで、その製法、御力、定義、愛好者の随筆、名匠紹介(麺、塩、椿油、あごだし、専門店)を読んでしまった。波風食堂の役にはたたたないが、うどんの蘊蓄力がすこし増えた。

http://booklog.jp/users/namikazetateo