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ママヨさん言行録【№2:人権感覚】 

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10歳で家からハンセン氏病療養所に隔離された方が故郷への思いを絵に。列を作って歩いている子どもたちと先生。昨日のTV「日曜美術館」(「光の絵画からハンセン病療養所・恵楓園 絵画クラブ金曜会」)をママヨさんと黙って観た。

 

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司会の小野正嗣さんが目に涙を溜め絞り出すように言葉を口にするのを黙って聞いた。こんなに集中してテレビを観たのはいつ以来かなあ。テレビ画面なのでわからないことも多いが、暗闇の中に生み落とされた“光”とも言うべき「美術作品」として評価されていることを知る。波風氏の何倍も人権感覚が鋭敏なママヨさんが、「すごいですね」と小さな声で言った。

 

※この番組の再放送が来週日曜の夜8時に。大江健三郎作『燃え上がるみどりの樹』を読み始めたのは、小野正嗣氏の解説(NHK Eテレ「100分de名著」)があったから。この人の小説も読んでみよう。

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