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チキンラーメンの昼

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先週、『チキンラーメン』を食べた。たぶん、初めてだ。物心ついてからずうっと袋めんが好き。敬遠したのは他より高く、その後は何を今更な感じして。未だにカップ麵より袋麺、朝ドラの影響と、帰省中の息子が食べていると聞いて。即席めんには即席めんの独特の味わいがある。先週、鶏ガラでじっくりスープ取りラーメン作ったが、即席めんは家で作れない。

 

この香ばしさ、一袋を妹と分けて食べた懐かしい味。卓袱台、蛍光灯、ブラウン管テレビ、残業で不在の母浮かぶ。昭和60年代初め、百花繚乱の即席めんは、どれも味付き油揚げ麵のはず。淘汰される中、この即席めんが現在も好きな袋麺ランキング上位なのに驚く。
『1958年発売 復刻版パッケージ』に「発売当時(昭和33年)の価格35円、うどん玉1つ6円の時代」とある。10年後の高校の食堂のラーメン(挽肉入り)が同じ値段だから相当の贅沢品だった。

 

波風家は、『サッポロ一番 塩らーめん』と『カップヌードル』(普通かシーフード)、『焼きそば弁当』『エスビー ホンコンやきそば』が定番。時々、ご当地めんの『蜂谷 醤油ラーメン』『山頭火 塩』。ラーメンに乗せた黄身を箸で麵に絡めながら思う。昭和の味が平成でも廃れず、次の時代でも続くんだなあ。

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