人間関係で決めていることが２つある。１つは、相手に見た目で身体の変調を感じたらそのことを伝えること。５年前に、遊びに来た教え子から「耳の下が腫れてますよ。病院に行かなければだめです」とシンプルに指摘され、耳下腺腫瘍（運よく良性だった）の手術に至った。鏡で見ながら何か変だなと思い、ママヨさんも「言わなくては、言わなくては」と思いながら二人の話題になることはなかった。自分含めて身近な人間は、何となくわかりたくないことを放置しがち、その反省から来ている。
先日、この決めていることを実行する機会があった。ママヨさんが、何もあんなことをあんなところで言わなくても、困った人だと波風氏を責めた。波風氏は、「君は彼を見てどう思ったの？心配しないの？俺は後悔したくないし、何よりも彼と彼の奥さんに後悔さたくないんだ」と静かに答えた。こんなことで壊れる人間関係なら無くなっても仕方ないと思う。もう一つは次の機会にでも。
