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芋男

芋の煮っ転がし

 大学祭模擬店きっかけに、きつねうどんの揚げは厚揚げに限る、と悟った波風家。厚い分、味が染み込み、噛み応えもあり、小揚に比べ満足感が違う。というわけで、家でもきつねの仕込み。油抜きした揚げを、醤油と酒と味醂で煮るだけなんだが、残った濃厚な汁が「芋の煮っ転がし」の絶妙な調味料になる。
 画像は、立男が大好きなジャガ芋の煮っ転がし。肉じゃがも好きだが芋好きからすれば肉に助けを借りる肉じゃがは邪道だ。芋の塩煮こそ王道だ。秋の夜長、韓国ドラマを見ながら道の駅で買った詰めるだけ詰めて一袋百円の小芋の皮を剥く。値段に相応し玉子大だから面倒なんだが、小さくとも芋の形のままに鼈甲色の煮っ転がしになると思えば…まあいいか…「こういうのをいやがらないのが立男君の良いところだよね」などととママヨさんに上手に調教されながら、生活的自立を図る芋男であった。

 子どもの頃から「芋さへ出しとけば喜んでる」立男だが、芋なら何でも、では無い。ジャガ芋一本槍なのだ。サツマイモはどうでも良く、関係ないがカボチャには無関心だ。前は最も嫌いな食物がこれだった。この頃よく目にする「インカの目覚め」には特に目が無い。私、芋の味方です。    珍しく3回連続で本ブログ更新。うどんと芋の話題だからだな。

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