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燻煙の楽しみ

スモークチーズ


 簡易燻製の最初は「あわび」だ。昔、あわび漁で有名な島で働き、漁師さんからいっぱいもらった。豊かな時代だ。冷蔵庫に入りきらないのを、桜のチップで燻し、家の天井近くに張った洗濯干しの針金に吊して食べた(笑)その後こんなウマイ話は2度と無い。

 だいぶ経って、燻製づくりの学校に転勤した。教頭先生でなく「教頭くんせい」ぐらい熱中した(笑)今は、台所で中華鍋を使い、簡易燻製を楽しむ老後生活だ。画像は、黒胡椒味のスモークチーズ。少し燻した後、オリーブオイルを塗って黒胡椒をかけ再度煙に。ベーコンも、買ってきたのを家で煙をかけると肉質が締まり、煙の香りで味がアップする。ゆで卵や竹輪、かまぼこも乙なつまみ。コツは、食材の表面の水分をしっかりとること。夏に教え子から本格的な燻煙装置をもらった。今度、冬の晴れた日に外で、やや冷燻的なのに挑戦したい。

 12月2日の朝日新聞(生活面)の「燻製を楽しむ−中華鍋使いベランダでも」読み、おんなじ趣味の人がいるんだ…。「燻製 中華鍋」の検索で作り方はわかるはず。スモークチップはホーマックで。上手くいったら連絡を(笑)とにかく、その簡単さと、味わい深さに驚くよ。「煙」嗜好は原始時代から引き継がれたDNAのせいかな。

 

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