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第94回/綴ること(下)

【前回からの続き】自分の努力不足であっても、「わかってもらえない」ことが続くといやになってくる。そんなとき、「ペコさんが考えようとしていることはとても大事なことだよ、それが伝わらないのはとてももったいないことだよ」と、励ましてくれる人達がいた。
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   その励ましで気づけたのが、「自分の考えていることはどうでもいいことじゃない」ということだ。どうやらこれまで「書くこと」に向かっていったストレスの根っこは、「自分の話に興味を持ってくれる人なんていない」という思い込みにあったらしい。この励ましと発見が、今日まで続けてこられた原動力のひとつでもある。
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   とはいえ、未熟さを克服できたわけではなく、「また伝わらなかった、でもこの部分は伝わった」と、未だに落ち込んだり嬉しかったりの繰り返しだ。でも、その繰り返しが、価値観の近しい人達との出会いもつくってくれていて、今の腹ペコを取り囲んでいる。あわよくば、この生業を続ける中で、「文章がわかりやすい」から、「しゃべりもわかりやすい」になっていきたいと思う。

 


実験的に裏ブログ「波風食堂、準備中です」に載せてみた「腹ペコ日記」。春に予定しているブログ改編のヒントになった。実験終了したので本来のこちらに戻しておこう。

http://booklog.jp/users/namikazetateo