カウンター

遊んでいたら電話来るよ

完全な無職老人になって5年。朝起きて、今日は何しょうかなあという感じで気楽にやってきた。心のどこかに疚(やま)しさがあるのか、「遊んでばっかり、それで良いと思っているのか?」とか「まだですか、まさか忘れてはいないでしょうね。あのこと?」なんていう電話がどこかから来るような気がずうっとしていた。

 

最近だ、そういう不安を感じ無くなったのは。体調も現役時代より今が良い。胃の調子が悪かったり(30代で胃潰瘍、50代で胃癌体験済み)、頭髪が薄くなったて来たり(ほぼ全部の脱毛症体験済み)、唇の端の出来物に悩まされたり(そのうち、近くに耳下腺腫瘍できたり)が、いつの間にか消えていた。

俺の仕事は、手を変え品を変えたストレスをどう扱うのか、というものだったかもなあと波風氏は思う。精神は耐えられても身体にはきつかったんだろうなあ。

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