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老後暮らしのモデル

恩師のN先生から塩狩峠を描いた来年のカレンダーが届き、作成断念した自分を恨めしく思う波風氏。が、同封された手紙でそんな気持ちが吹き飛ばされた。  

 

病の進行で会話が不自由になり、奥様の耳も悪くなり「毎日が静かなものです」と書きつつ、リハビリ兼ねた1200株のニンニク栽培を中心に自家菜園のことやジャムやジュース作り、そして三浦綾子さん生誕100周年(N先生が小説『塩狩峠』の表紙と挿絵を描かれた)への期待が、支えてくれている方々への感謝の言葉とともに綴られていた。

 

手紙のトーンがいつものように明るく、読んでいる自分もいつものように元気が湧いてくる。先生とのコミニケーションはこの夏からライン。波風氏の老後暮らしモデルとしてこれ以上最適な人を知らない。それが84歳の『先生』という奇跡。先生はずうっと先生なのだ。

先月送っていただいた手作り羊羹(『宗谷の塩』使用)は、年末年始のご馳走に。

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