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人権感覚

ドラマ嫌いの波風氏だが、先週終了した『しずかちゃんとパパ』は見応えがあった。「こういう人はきっとこういうふうに物ごとを考えるはずだ」みたく、人を勝手に判断すると大きな間違いを犯すと思った。聾唖者の父(亡くなった母も聾唖者)と健常者の一人娘、コミニケーションに難のある恋人、都市開発に揺れる商店街の人たち・・・・噛み合わない関係が少しづつ転換していくのだが、何度も「あっ」と思う予想外のドラマというか忘れられない言葉があり、うたた寝させてくれなかった。

 

生まれた娘(しずかちゃん)の耳が聞こえることを知った聾唖者の妻が夫(パパ)に、「なんてかわいそうな子だろう。素敵な静かな世界で生きられないなんて」と話し、二人が大切にしているその世界を名前にした下りは、波風氏にとってもの凄くショックだった。TVドラマのセリフだとしても、独りよがりの判断、思い込みは悪だと思った。浅い人権感覚は恥ずかしく、いつもそこのところを磨いていなければ由緒正しい『変なオジサン』にはなれないなあと思った。人は一人ひとり違う価値観を持っているし、それが人権というものだ。

 

話変わるが、小室家の圭さんと眞子さんのプライバシーを曝すマスコミはいい加減止めにしなさい、と思う。こういう情報を知りたがる庶民がいるからなのだろうが人権蹂躙・憲法違反だね。

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