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読まれない 新聞

新入社教育を行っている知人の話。「30人ほどの若者に、新聞を読んでますか?と尋ねて何人ぐらいが読んでいると思う」と居合わせた波風氏たちに聞いた。ちゃんとした会社だから7割はいるだろう、いや最近の若者は新聞読まないのが多いというから5割かな、もっと少ないんじゃないかな3割っていうところだろう、なんて口々に答えた。すると、「ゼロなんだよ。去年もそうだった」という。

 

驚いたが、波風氏の息子たちを考えると、さもありなんと思う。この話を家でママヨさんに伝えると「とても貧乏だったけれど新聞だけはとってました」、波風氏の家も全く同じで、今や新聞が情報入手の王道ではなく、選択肢にもなっていないことに衝撃受けた。

 

教員時代、教育と学校に関する記事があれば切り抜いて自分の考えも書いて職員室で配っていた波風氏。先生たちに聞いたことはないが、新聞を開く余裕もないから読んでもらえればラッキー、既に読んでいたら嬉しい、という気持ちだった。親や先生が読んでいても読むとは限らない若者、ましてや家にも学校にも新聞がなかったら、直近で新聞は老人の暇つぶし、余計で面倒なこと満載の特殊なペーパーになってしまうなあ。いや、もうそうなっているのか?

 

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