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幸福度54位

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テレビで、ベビーカーでバスに乗るお母さんの乗車賃が無料の映像。デンマークに嫁いだ日本人のお嫁さん。議会がほぼ男女同数だから人間に優しい政治だよと、実例が次々と。赤ちゃんを抱いて仕事の男性、議会議員も赤ちゃん抱っこしながら。小中高大の教育費無料、医療費無料、その上で介護は公務員が担い無料。北欧のセンスよい住宅を、無理なく手に入れられるローン制度が実に羨ましい。

 

昔から、こういう国は税金が異常に高く、我が国は物価や教育、福祉、医療費は高いが税金は安いからどっちもどっちと思っていたが考え直す必要がありそうだ。前述のお母さんが「老後のために貯金する必要がない」、「これだけ働いたので年金がこれだけもらえますよ、という連絡がちゃんと来る」、そして「税金がもっと高くても良いと思う」にホーッと声が出る。

 

番組で紹介されていた国連の国別幸福度ランキングを見て、我が国の幸福度の低さに驚くと同時に、こんな話し聞いてないよと思う。経済面だけで亡く文化面での意識もランキング指標だが、日本では「お金はなくても毎日を楽しく暮らせる」、「真面目に働いていたら老後の心配はない」と思える人はどのくらいいるのだろうと思う。
日本のサラリーマンの平均「年収400万円」を他国との比較で検証する番組だが、200万に満たない貧困家庭が年々増加している今、暗澹たる気分。

 

日本と韓国とロシアと中国の関係が騒々しいが、幸福とは思えない国同士の仲違いと思えば「そんなことやっている場合でないだろう」と思う。軍備をやめ教育と福祉にお金を回したコスタリカ(幸福度13位)の豊かで落ち着いたお国ぶりが映っていた。「国民が軍隊不用を決めた国」は、学力の高さや治安も良く、老後人生を楽しく送る国として世界的に人気が高いらしい。
日本は立派、みたいな番組が依然繁盛しているが、「どうもそうではないようだ」がやっと出てきた感じ。

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