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ママヨさんの『終わりに』【1】

後ろ姿のママヨさん

ブログ「退職の頃の言葉【1】〜【3】」は、波風氏が退職記念に私家版発刊した序文。それの対になるママヨさんの「終わりに」も並べておきたい。ふーん、こんなことを考えていたのか。楽観的な立男氏と違い、悲観的なママヨさんである。


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今年(※平成23年)は、夫が胃がんだとわかった一昨年よりも、ざわざわとした不安があります。退職を迎え最後まで仕事をやり遂げることは一筋縄ではいかないことだと実感しています。不安の現在進行形のままでここに感想のようなものを書くことになりました。書け、書けと横でうるさいからです。

 夫は若い頃から仕事一筋、30代でも家庭など持たない独身のように自由に動き回っていました。中学生とじっくり向きあうためには、ラーメンを食べに行ったり、ドライブしたり、家に連れてきたり、連日の家庭訪問で家に不在ということがとても多い人でした。自分の子どもより生徒の方が大事なのかと、いたらない私はよく腹を立てたりしました。休みの日には、寝転がって本を読むばかり、活字無しでは生きられない人です。
 教師としての仕事の話、友人との交流については家でよく話をしていました。2年足らずで教職を離れた私には、なぜそんなに忙しいのか、家族サービスがどうしてできないのかがよくわかりませんでしたが、そう理解する他はありませんでした。(明日に続く)

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