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今が年末、の気分

宛名書き、意外に楽しい

元旦から3日経って年賀状を出す。届いた葉書への返信なわけで、こういう形は初めてだ。定年退職時に『もの・こと・人』の整理の一つに年賀状があったが、引き続き同じ業界で働くことになり、今年まで延ばした。

年末に、「たぶん、このくらいだろう」と昨年より100枚減らして購入しておいた年賀葉書。届いた枚数がほぼ同じだった。出さないと決めたら早々と届いて慌てたり、何となく出し続けていたら遅い返信が来たりで、元旦を境にした『チキンレース』を3桁の方々と延々続けていたのだ。

今まで、年賀状作成・発送が波風立男氏の年末一大仕事だった。だから、確実に正月を迎えているのにもかかわらず、「今やっと年末」みたいな気分。ものごとの感じ方というのは、こんなふうに自分次第、人ぞれぞれなんだね。
叱られるような話しだが、前まで「出し終わること」に全精力を使い、出してくれる人に関心がなかった。今回は、一枚一枚じっくりと読んだ。そして、「遅れた分、心を込めて」と宛名を万年筆で手書きした。こんなことが未だ出来るうちは、文字通り「元旦」の仕事始めを続けてみようかと思う。
こんなことの積み重ねが、人生の年末に向かう準備運動なのかもしれない。

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