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6月10日(水) 忘れな草

花言葉:私を忘れないで、思い出

 先月22日からのポスター展、後片付けする。春から準備して、片付け15分。もう少し時間が経ったら、あの時に、ああいうことをしたんだなあ、ああいうことができたんだなあ、と思うだろう。
消耗品で、使い捨てで…そんな境遇のポスターやチラシを、立ち止まって見てもらった。同種の展覧会を立男はあまり知らない。2年前に道立近代美術館で行われた北海道を代表するデザイナー(あの蟹煎餅のイラストの)のポスター展、見始めて3枚目ぐらいで倒れてしまい脳外科に運ばれたから全然内容はわからないが、それぐらいしかデザインの展覧会というものを知らない。今回、展示させてくれた人、観に来てくれた人、話を聞いてくれた人に感謝の気持ちで一杯だ。

 展覧会の始まりで体調を崩されたギャラリーオーナー、体調戻られたことが心から嬉しい。「絵を描きたい」気持ち、その生きがいが心と身体を支えている。そうなのか、そうなんだよな。少し心が揺れている今の立男、しっかりしろよな。そうだ、そうだ、ちゃんと立っていろよな。
 芋団子をいただいた。嫌いでも好きでも無かったのだが、ぺろりと胃に。こういう素敵な味覚があるんだ。評判の「勇知いも」はガレットでも団子でも美味い。帰り際、青と赤と白の忘れな草が目の前一杯に広がる風景に佇み、深呼吸する小雨混じりの水曜日。

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