早く「一息つけたい」夏だが、今年は遠い。日曜挟んで先週末の3日間と今日から3日間は本業。終わると、故郷に大きな仕事が待っている。今年の夏は、色々な意味で思い出の夏になると思う。
「老前整理」(坂岡洋子著:新潮文庫)、副題『捨てればこころも暮らしも軽くなる』を読む。そうだな、そうだな、と思いながら読み、読み終わって1週間経ち何一つ覚えていない。「当たり前のこと」が平易に書かれているだけだったので思い出せないのだ。整理とはそういうものなのだろう。付け焼刃の片付けの心得やテクニックは理解はできても、暮らしの哲学としての「整理」を納得していないのだ。人生後半戦の「波風立男氏の生活と考え」の大きなヒントが「整理」だとは思った。立男より5歳若い著者だから「老前整理」、立男の場合は「老中整理」。おおっ、時代劇みたいだな、片付けのお家騒動。お局ママヨとの共同作業だし。
物も事も、できるだけシンプルに考え、選んで生きていきたいものだ。そう思って暮らしてきたが、長い間に身に着けた余分・余計な物を持ちたがる貧乏根性は簡単には解決できない。『清貧』から遠いところに来てしまったが、「雨がやむように」消えていくために、そろそろ重い腰を上げることにしよう。長い長い勝負になりそうだなあ。
ここ数日不在だったため久しぶりの更新。座付きコラムニストさんのが2週連続で続くのを避けるため、しゃにむに記事を書く。思っていたことが鮮明になった公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」更新しました。題名は「評判のCM」大学生と「天丼」作る。言い出しっぺは波風立男氏、だが全員体験無し。海老、イカ、カボチャ、舞茸、茄子、南瓜、シシトウ、オクラの豪華版。大成功でした。調子に乗って、鳥天と玉ねぎのかき揚げも大成功に。クックパッドに感謝。