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50%なら「やってみる」

作りたいものがある時の話。制約あるのだけれど、こうやってみたらどうだろうとか、あれを使えばよいかもしれない、この難題どこから解決の糸口を見つけるか、お金はいくら必要か、どんなメンバーで、みたいなモヤモヤとした思いをつなげたり想像したりするのが楽しい。これ、大まかに言ってデザインの楽しさ。どんな仕事もイメージを形にするデザインという「遊び」が無ければ面白くも何ともない。

 

お客さんも当方も全員が満足できる仕事はできなくても、みんなの想いと自分のやってみたいこと(出来る出来ないは後回し)を重ね合わせてイメージする、夢に見るぐらいまでのデザインにもっていく。ほぼ病気(笑)だが、「こうしたら面白いなあ」の思いつきを飽きず懲りずに繰り返す。何となく全体も部分も色や形や動きが想像できるようになったら、上から下から、横から斜めから、客観的に判断し、駄目ならさっさとそのデザインを捨てて最初からやり直す。その場合、50%見えるイメージなら「やれる、やってみる価値あり」。

 

「50%イメージ」の見切り発車は、失敗も成功も、というより途中で腰砕けになるのが50%になるはずだが違った。ものごとと言うのは予想通りにはまずいかないし、簡単に予想できる仕事に面白いものがあるはずない。面白いものは腕力で行けるところまで行ける。ただ、一緒にすすめる人たちに全体イメージを説明するのが難しかった。何とかなったのは、一緒にすすめる人たちに残り50%考えてもらうことと、前に波風氏と一緒に仕事した時もこんな感じだったけれど面白かったという体験を思い出してもらえたから。感謝しかないね。

 

今は、すべてが遊び。ママヨさん以外の方々に責任を持たなくて良いんだから。その分、日々の暮らしに『仕事』を退職前より意識している。安全、健康、持続性のある老いを続けるために。

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