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最初から負けている

今年1番の無風快晴日曜日、鹿よけ網を張った。全1日外で働くのは、昨年秋の畑仕舞い以来。家の前の畑と家の横の畑、前者は『猫の額』で、後者は『犬の額』ほどの広さ。こう書いたら何だか面白いので『猫畑』『犬畑』と名付けようかな。

 

年々、鹿が来る時期が早まり、前はチューリップも蕾を食べていたが最近は芽が出たらもう危ない。当地の公園で鹿よけ網のポールを壊して入り込み植えていたのを食べていたと地元新聞に。一週間前から波風家猫畑にも犬畑にも鹿の足跡があった。

 

腹が立つのは、「こらあー」なんて大声で追い払おうとしたって、悠々と食事を続ける態度。文字通りの『シカト』で、申し訳ありませんでしたとか、失礼しましたなんていう殊勝さは一切ない。だが、自然の中で裸で生きている彼らには絶対に対抗できない無条件の強さを感じてしまい、出会った最初から負けている。クヤシー

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