カウンター

映画『老後の資金がありません』観てくる


www.youtube.com

夫の会社倒産、妻のパートリストラ、親の葬式や介護、子どもの結婚、お金の悩みがこれでもかこれでもか。達者な役者さんのコメディに笑いながら、つどつどで出される支出額と貯金残額が、アンコに塩少々の感じでリアル味も忘れさせない。久しぶり(『ボヘミアン・ラプソディ』以来)の映画館映画。2人で2.400円のチケット代は教養娯楽費とのこと。

 

「老後の暮らしはやっぱり金がなくちゃーどうにもならんなー」と波風氏。「さてさて、どうやって作ればいいかなあ」と思い、「あれ?俺は老後の真っ最中じゃないか(苦笑)」。波風氏は金銭感覚が映画の50代夫ととても似ているのである。馬鹿だよ(涙)。気分はまだ老人見習いなのである。
映画の冒頭の「老後資金2000万円では全然足りません問題」、あの時も今も波風氏は怯えつつ「なるようにしかならん問題」だと思っている。そう思わなければ、老いがどんどん増す中、明るく過ごすことなんかとてもできない。長生きすればするほど限りなくゼロに向かう波風家老後資金、ワォ。

 

映画は、意外な老後の暮らし方でハッピーエンド、気持ち良く座席から立った。帰り道、全く映画ではスルーされている家族の健康問題が、実は最大の鍵だと思った。続編『老後の健康が不安です』なんてどうかなあ。

http://booklog.jp/users/namikazetateo