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幸せの理由

読書交流会で、美容整形が扱われている小説が紹介され、その是非をめぐって興味深い話になった。

 

美容整形は美人になりたいからでなく、自分の望む顔や身体を得るのが目的だと中村うさぎさん。手元に著書『生きる』がないから正確でないが、親子や夫婦、恋人や友人との愛情や友情は全て幻想、幸せとは自分にとって快い幻想を味わうこととあった。考え方はなるほど一貫している。「幻想」の意味は今一つ不明だが、字義通りなら賛成出来ない。なんと虚無的な人間観、人生観なのか。

 

幸せは人によって違い、他人に迷惑をかけないのであれば自分の価値観で決めること。さっき、髭を剃りながら自分の顔をつくづく眺めつつ、「ママヨさんも他人だよなあ」と思う波風氏であった。

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