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マニュアルの是非

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先日の読書会で、小説『コンビニ人間』の感想から転じ、仕事でのマニュアルの是非が話題に。一方はマニュアル通りの仕事なんてとんでもない、あるいは自分が無くなるようで怖いという意見、もう一方はその通りにすればいいのだから人間関係に気を使わなくて楽という意見。

単純作業が自分にあうと思っているママヨさんは、どちらかというとマニュアル支持派。ただし、自分は仕事が遅いから慣れるまでは苦労すると言う。自分はどうなのかなあ、と波風氏。一見マニュアルから遠いような教員という仕事だが、想像以上にマニュアルが必要だ。いや、マニュアル知り使わなければ何事も始まらない仕事だったと思う。

話しは逸れるが、こうした仕事の苦労の底に、お金の問題がある。「嫌なら仕事を変えればいい、辞めればいい」とはならない。子どもが相当に困っても言い出せない「いじめられている、勉強ができない、親が仲悪い」と同じように、信頼感なければ口にできない話。働き世代も、老後も、ここら辺を語れる間柄を持たなければ不安は尽きない。読書会はそうだはないが、その近くまでをゆるく語られる感じ。悪くない。


読書会参加者の半数が読んでいた『コンビニ人間』を昨日発注。朝日掲載の平成30冊の一冊。「とても良い」古本が90円なり。郵送料がその4倍。

※画像は、波風食堂の柱(流木)に飾った長い花瓶。見所はポトスの長くて白い根。

 

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