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旅立ちの桜

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毎月立ち寄る花屋さん。「待っていました。桜がありますよ。」と、店頭に飾ってあるのではなく太いのを奥から持ってきてくれた。毎回、「何か面白いのはないの?」と聞く店。3回に1回ぐらい、四季折々の面白いのを笑顔で出してくれた。ここの花で何枚も絵を描いた。昨年の冬は梅だった。
今回の桜は蕾だけだったのに、この2日間で枝の上3分の1ぐらいまで蕾が次々に綻び始めた。遠くへ旅立つ人がいて、それを祝福するように。

 

2人の店員さんとの会話が楽しみだった。だが、事情があって、2人とももう少しで辞めると言う。こちらが言う前に、「何だか残念です」と言われた。ここで、ネコヤナギや梅、桜や赤い薔薇、鉢植えの檸檬、くす玉飾り、そして名前の知らない花や小枝を買った。店員さんとの縁が、この花屋へ行く楽しみの一つだったんだなあ。

※画像上部の版画は、IMAJO作「古里」。

namikazetateo56 4分前

 

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