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読書 親友の

ヨーコさんです。

予約していた新版の広辞苑受け取り(付録に三浦しおん著「広辞苑をつくる人」)に本屋へ行き、ついでに丸鶏買ってくる。今週末は今年最初の「ランチの日」につき。

テレビの『ヨーコさんの言葉』を見ている。思わず笑ってしまうのだけれど、人間の本質というか、波風氏が人には隠しておきたいような心情というか本音を、情け容赦なく暴かれる怖さがある。作者自身にもそうだから、痛快で気分は決して悪くならない。いや、羨ましい。
ママヨさんの読書は、前まではもっぱら佐藤愛子で、このごろはこの佐野洋子幸田文。どれもこれも『強い女性』で、「男なんてなにさ」で、自分はそうはできないと言い、くすくす笑いながら、理想像なんです、といってページをめくっている。コワー。波風氏は、娘の幸田文に家事全般を厳しく教育した父、幸田露伴の凄さにただただ驚く。

ママヨさんと、パールバックの『大地』について話した。そして互いに、あの長い長いのを読んだ人に初めて会った、とも言って笑った。18歳の時だ。このことがなかったら、今の『親友』関係は無かったかもしれない、と少し前にママヨさんが何気ない感じで言っていた。「大地」第一部の、時代と夫に翻弄されながら子どもを守り逞しく生きる貧農の妻のことが、中3の波風君は、強烈な印象として今でも記憶にある。誠実だった夫が金持ちになるととともに恥ずべき人間になっていくのと併せて。

※動画『ヨーコさんの言葉』→https://www.nhk.or.jp/d-garage/program/?program=90022

http://booklog.jp/users/namikazetateo