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『焼売』の夜

下敷きも美味だと知る

ママヨさんの餃子に対して、波風立男氏は焼売だ。餃子の皮の凸凹封印が上手に出来ないので、似ているが違う種目で面目を保つ目論見だ。1ヶ月前に作り失敗し、今回は成功した。皮も手作りしたいところだが、老人生活は意外に忙しくそうもいかない。なにせ、1日3食中で最低1食、平均1.5食は台所に立つからだ。大工仕事ができなくなり、老人のエネルギーは『食うこと』に向かってる。

焼売の美味さは、蒸し鍋に敷く千切りキャベツが、肉汁に染まった温野菜の一品と化し、熱々の焼売とともに頬張れる点。予想外のご馳走。酢醤油、辛子、ラー油…誰が発明したか知らないが、肉と野菜のそれぞれを際立たせつつ、ピリリと橋渡ししてくれる。ご飯の進むこと進むこと。海老とホタテのみじん切り加えた豪華版ということもあるのだが。肉の繋ぎと同時に、玉葱の水分を押さえ込む薄力粉の意味を今回知った。

昨日、お客さんを招き、「担々麺用スープ(味噌)使った海鮮鍋」、「ジャコ梅チャーハン」、デザートに「杏仁豆腐」の夕食。すべて完全手作り。ママヨさんが免許更新につき波風君が包丁握る。ラーメンを鍋に投入し〆としたため、一同、「身体を動かすことが出来ないぐらい食べた」と笑う。今朝、体重計に乗り泣く。2ヶ月ぶりに大台を超える。トホホ。

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