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お盆のテレビ

戦後状況の測定機会

テレビ好きである。いや、ちょっと違うな。見ていないのに「テレビ消せない人間」が正しい。
こういう人間の老人生活は、文化・健康・経済面で問題があり、一週間分の愛好番組で視聴予定表を作り、新聞の番組表で毎朝チエックして『計画的』テレビに努力中。「晴耕雨読」を基本に、『晴工雨読』(晴天に工作)、『晴耕雨食』(雨天は気合いの入った調理)、『晴パー雨パ』「ウーパールーパーの仲間では無く、パークゴルフとパチンコ)の応用編も試し中。
さて、会長代わればこんなに違うのか、と思う終戦記念日前後のNHK番組。前会長の話題振っても、口を濁しそれ以外は実に威勢良かった記者さんを思い出す。

●8/12 「NHKスペシャル『本土空襲・全記録』」(NHK総合、21:00〜)、「長崎にも、原爆ドームがあった?取り壊しの謎」(NHK BS1、21:00〜)、「ドラマ返還交渉人 沖縄返還に命をかけた外交官」(NHK BSプレ、21:00〜) ●8/13 「NHKスペシャル731部隊の真実』 スクープ・肉声の記録 なぜ一線越えた?人体実験とエリート」(NHK総合、21:00〜)、「日本を焼き尽くした米軍幹部246人の肉声テープ」(NHK BS,22:00〜) ●8/14 「NHKスペシャル『知られざる地上戦』 樺太5000人の犠牲者なぜ?終戦後も戦闘が悲劇の7日間明らかに」(NHK総合、21:00〜) ●8/15 「NHKスペシャル『戦慄のインパール』最も無謀な作戦はなぜ?」(NHK総合、19:30〜)。録画を未だ見てないのもあるが、見た分は全てが「ほーっ」。
戦後72年目にして出る新しい資料や証言。「このまま黙って逝くことはできない」という人間らしさと、情報公開という民主主義が、真の反省と未来志向の礎を実感。8/9予定で延期された「NHKスペシャル『沖縄と核』」も9/10に放送される。

全国戦没者追悼式。自衛隊を「わが軍」と口にする首相の「歴史と謙虚に向きあいながら」「明るい未来」の言葉に辟易し、天皇陛下の「過去を顧み、深い反省」「戦禍に倒れた人々に対して、心から追悼の意」に正直ほっとする72年目の8/15。毎年、式場中央の「全国戦没者之霊」の文字に見入る。形、バランス、雰囲気、まさに楷書文字のお手本。

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