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雨の憲法記念日

弁護士・今村核氏

暴風警報が夕方解除された外気温5度の憲法記念日

朝、テレビの『ブレイブ 勇敢なる者「えん罪弁護士」』(NHK BS1 9:00〜11:00)見る。驚き、感動した。この国の刑事事件裁判は、有罪率99.9%という事実に、もし我が身に起きたら絶望しか無い。法廷では、検事の主張が弁護士に覆されたら無罪になると思っていたが間違いだった。弁護士による無罪の証拠が裁判長に認定されなければ有罪、に愕然とした。

こんな司法にあって、信念を貫く弁護士の存在と実績に感動する。この弁護士・今村核(66歳)という方もそうだが、ご家族にも感動した。学歴、収入、地位、名誉というのは人間性にとって何なのだろう、信念に従って生きるとはどういうことなのだろう、と考えさせられた。今村さんがこの番組出演を承諾したのは、「冤罪」を広く知って欲しいからだ。

だが、こうも思った。お金にもならず、名をなすような有名な事件でも無い、だが本人と家族にとって人格的にも生死にも関わる事件に遭ってしまったら、無罪は奇蹟、ほぼ有罪ということだ。こういう人権問題は、立男氏より、ママヨさんの方が敏感で、冤罪事件や支援活動の記事も割合読んでいる。この番組も「もう1度見たかった放送」と言って一緒に見た。

絶望と希望を考えた憲法記念日の朝。こういう番組を作るのならNHKに受信料を払っても文句はない。

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