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11月14日(月)こうの史代

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 今日は輝く朝焼けで始まる。予報では、西からだんだんと荒れていく今週。週末までの仕事あり、海を渡る出張を断念する。

 先週の土曜日から、アニメ「この世界の片隅に」(原作:こうの史代)封切り上映。1面使った新聞広告で知り、本棚から3巻の原作をテーブルに。「あの仕事が終わったら開こう」と我慢していたら、ママヨさんが真剣に読んでいた。
 「私の『貧乏物語』」(岩波書店)、「住む。」のバックナンバー3冊を読み終えたばかり。小説「淡雪の解ける頃」と「今日もいい天気」(1.2巻)発注しそろそろ届くはず。悪天候をせいにずうっと本を読んでいた休日。仕事が溜まりに溜まり、『こうの史代』は「仕事のご褒美」となる。
 
 息子推薦の「夕凪の街桜の国」。以来、本屋で名前を見つけると読み、そのたびに唸った。描きずらいテーマを、大上段でなく日常として、温かい絵柄とユーモアで水彩画のような軽さで表現。その巧みさと誠実さが無類のメッセージの強さ深さに。こういう漫画やアニメが市場に出回り評価されているうちは、この国に未だ希望は残っている、大丈夫かもしれない、と思えてくる。

この世界の片隅に【映画】 

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