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1月22日(金)情報という残酷

 −2℃、予報は雪、朝のうち曇。除雪作業で亡くなられたニュース何度か目にする。
 情報は残酷なものだ。「がん10年生存率58%」の今週の新聞各紙。国立がん研究センター、初の10年生存率公表の記事。立男が7年前の8月に目にしていたら、この見出しは間違いなく<呪いの言葉>だ。振り払っても振り払っても消えない呪いをかけられたまま、胃がん手術を迎えたことだろう。救われたのは、医師の「未だ初期の初期、急いで手術しなくても大丈夫ですが、早いうちにとりましょう」という言葉とゆったりした態度だった。

 それでも、手術前、手術後、摘出したガン、の3度のママヨさんも立ち合う<恐怖の三者面談>では毎回手に汗握った。医師の口にする言葉は○か×しかないわけで生存率は5割だ。新聞で生存率99%と言われても、残る1%が自分かもしれない。中学校の時、テストで0点とった。回答が全部記号の選択問題で1問目の回答欄を間違ったからで間違わなければ99点。人生の運不運というか、面白さはここら辺にあるような気がする。予定通りにはいかない。知らなくても困らない情報は多い。いや、知ったために辛くなる方が多いかもしれない。
 ガンを患う方が年々身近に増えてきた。だれもが、家族に心配かけずに健気に生きている。この新聞、どう読まれただろうなあ。

  ※明日、続き書きます。土曜日で時間があるので。

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