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9月16日(水) 庶民の秋刀魚

建って13年、ギシギシいわないよ。

 昼、20℃越え花も咲く。うるさい注文を工夫して我が家を建ててくれた設計家(75歳)が亡くなりママヨサンと通夜に。前に「心がねじれていると文章もねじれて面白い」と立男の書いた新聞コラムの感想を言いに少し遠い自宅から歩いて来てくれた。本当は駄目なのだが何度もねだるのでコップ一杯さしあげた。「優しいな」と言い残して帰られた。それがお会いした最後だった。面白くて仕事のできる人。合掌。

 秋刀魚おかずにご飯食べ、本読み、疲れたら寝る。種播きやっと開いた庭の花飾る、描く。それを絵はがきの安否報告にして知人に。体重計に乗って毎朝騒ぐ。時々、誰かが家を訪れてくれて色々なことを教えてくれる。ぼんやり、今度生まれ変わったら…なんてことを鼻毛抜きつつ夢想したりもする。ママヨサンの買い物に勝手についていってオヤツをカゴに忍ばせる。叱られても叱られても転た寝する。
政治に関係しないで済むならそれにこしたことない。だが、「秋刀魚おかずに〜」の庶民を馬鹿扱いする政治家がいて、公務員のくせに憲法違反し、「戦争とは平和のこと」みたいな珍妙な嘘答弁やるもんだから無視もできない。この夏、嘘つくなと老若男女が大勢声を上げ始めてマスコミがやっと紹介するようになったら、嘘法案の強行採決ときたもんだ。立男には70年安保時代のトラウマ「国会強行採決→敗北」があるのだが、15年安保は「国会強行採決→覚醒」みたいな感じ。戦後庶民はしぶとく、「覚醒→連帯→出発→」の感じ。
こんな気持ちで一文書いたら「俺は安保法案賛成だ。お前は何変なこと書いてるのよ」という手紙が来た。庶民もいろいろだ。いろいろいろだから良いんで、だから立憲政治なわけで、こういうことで強行採決は間違ってるのだ。今日は朝顔15個咲いた。寒くなって来た。

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